人気作家・吉本ばななさん。
そんな吉本ばななさんの名前を騙った“偽物本”が突如販売され、本人が怒りの声を上げました。
なぜ、こんなことが起こったの?
しかも被害は吉本ばななさんだけではないようです…。
そこで今回は、「吉本ばななに何があった?」と題して偽物本発売の詳細や理由についてまとめてみました。
さっそく見ていきましょう。
吉本ばななに何があった?
【呼びかけ】作家・吉本ばなな氏、自身が書いていない本が発売されていると注意喚起https://t.co/XORlP6C3To
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 26, 2025
「世界には時間がない: 時間のない世界 時間なき世界」という題名の本。吉本氏は「私はこんな本書いてないのでもちろん法的に訴えますが、みなさん間違えて買わないでください」と伝えた。 pic.twitter.com/gM8EYiYmpI
- 自分が書いたものではない
- 吉本ばななの名前で販売されている
- 間違えて買わないでほしい
まさかこんなことが起こるなんて!驚きですね。
吉本ばななさんが怒るのも当然かと思います。
現在は…
- Amazonのカスタマーサービスでは対応不可能
- Kindleの「著作権侵害に関する部署」にメールをして対応してもらった
とのこと。
吉本ばななさんは大変忙しく、人気の作家さんです。
こんなことに気分を害している暇はないでしょうから…本当に気の毒ですよね。
吉本ばななの偽物本は何?
偽物本の詳細はこちら
吉本ばななさんの「偽物本」とされているのはこちらです。
- タイトル→世界には時間がない:時間のない世界 時間なき世界
- 発売日→2月22日
- 発売価格→596円
吉本ばなな氏 書いていない小説が自身の名で発売され「間違えて買わないでください」
— 盛田隆二 🌐™ (@product1954) February 26, 2025
⇒『世界には時間がない』2/22発売、596円。アクセスしたら、ページが見つかりません。Amazonも対処した模様。村上春樹、東野圭吾、京極夏彦氏らも被害。AI詐欺広告と同様の規制が必要か😠https://t.co/s1ly6KI251
現在こちらの販売ページは削除されているようですので、間違えてダウンロードされることももうないと思われます。
とりあえずは安心ですね。
吉本ばなな以外にも偽物本はある!
日刊スポーツの記事によりますと、吉本ばななさん以外にも偽物本が発売されている作家はいるそうで…
- 村上春樹
- 東野圭吾
- 京極夏彦
- 伊坂幸太郎
などの名前が報じられています。
電子書籍販売に吉本ばなな氏が書いていない本が販売されている、表紙の絵が生成AIイラストが特徴の偽吉本ばなな氏書籍だからダウンロードしないで!と注意喚起。
— ミエコ☆ (@jiZXrBkyW737877) February 26, 2025
他にも偽東野圭吾、偽村上春樹、偽伊坂幸太郎も販売されている。
著名文豪の作家文学AI学習さえしても無い文ね。
また電子書籍のサイトでお気に入りの作家名を登録していた場合は、「新刊発売」のメールが届くそうです。
そうするとファンの人は疑わずに購入してしまうというケースもあるのではないでしょうか。
とても嫌な気持ちになりますよね。
吉本ばななの偽物本発売が起こった理由は?
AIに書かせて販売か
ただ、「AIに書かせている様子」とニュースの記事にもありますので…
誰かが吉本ばななさんの文章をAIに学習させ販売した
ということになるのでしょうね。
偽物本の内容がわからないため「吉本ばななさん風」であるかは不明です。
ただ吉本ばななさんは傷ついたでしょうし、AIをそのように悪用することはとても悲しいことですよね。
発売時に審査がない?
小説家の朱野帰子さんは…
- 審査がないからやろうと思えばできてしまう
- 自分も電子書籍サイトに作品をあげたときに「本人か」の確認はなかった
とコメント。
つまり恐ろしいことに「確実に本人である」とわからなくても販売することは可能なようです。
また同じことが起こる?
また吉本ばななさんや、村上春樹さんなど現在も活躍されている方の場合は…
私は書いていない
と主張することができます。
ただすでに亡くなっていてる有名作家の場合は気づくのが遅くなり、被害が拡大するという恐れもありますよね。
例えば、
- 芥川龍之介
- 夏目漱石
などは著作権も消滅していますから、より狙われやすいのではと推測します。
自分の名前がついた作品は思い入れもありますし、自分の分身のようなもの。
このようなことが二度と起こらないよう、購入する側も気を付けておきたいですね。
まとめ
今回は「吉本ばななに何があった?」と題して偽物本の詳細と起こった理由についてまとめました。
【吉本ばななに何があった】
- 自分が書いていない本が自分の名前で発売されていた
- 偽物本のタイトルは「世界には時間がない:時間のない世界 時間なき世界」
- 現在は購入ページからは削除されている
- 吉本ばなな以外にも、村上春樹や東野圭吾の偽物本も発売されている
今回のようなことは二度と起こってほしくないですね。
作家の名誉を守るためにも、しっかりとした規則をつくる必要があるのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント